旅と計画

計画と計画倒れとの記録

シリヤライン乗船

ストックホルムからトゥルクまでシリヤラインを使って夜間移動。4列夜行バスも平気な私が言うのも何ですが快適でした。ただ乗下船が慌ただしいので朝弱い人は辛いかも。

地下鉄でフェリー乗り場に向かうも、最寄りの地下鉄駅から何一つ道案内はなく心細くなる。(本当にこの看板以降ターミナルに至るまで看板はないと思っておいてください)f:id:sashim:20130705004053j:plainとりあえず「船着き場は下の方にある」というきーちゃんの持論に従って結構急な坂を下って行くも、左右に下っていく場所に出てしまい犬を散歩させてた地元民とおぼしきオジサンに道を聞いた。

乱暴に解説すると、地下鉄駅のエレベーターで出口に出て、出口を背にして右手にまず進み、道に出るのでそこも右手に下って行くと、左右に下っていく丁字路に出る。丁字路は左にカフェ、右に公園が見える。そこを左手に下って行くと丁字路になっていて、道の向かい側の公園の中に入っていくように指示する看板がやっと出てくる。公園を抜けるとシリヤラインのフェリー乗り場。公園の手前ではフェリー乗り場の建物は全く見えないので注意。フェリー乗り場は何の変哲もない普通の建物。荷物が多い人は素直に宿からタクシーに乗りましょう。f:id:sashim:20130705005955j:plainフェリー乗り場の建物の中に入ると自動チェックイン機と人がいるカウンターがあって、私たちは自動チェックイン機でチェックインした。予約番号を入れるだけなので簡単。パスポートもいらなかった。予約番号を入れるとクレジットカードサイズの乗船券が人数分出てくるので持っておく。これが部屋のカードキーにもなるのでなくさないように注意。

それにしても中国の団体ツアーがやたらいた。一応待合室にはカフェと待ち合いスペースがあるものの椅子の数が圧倒的に少なく、しかも椅子の座る所の板が取れてたりして、私たちは窓際の手すりに腰掛けて待った。乗船の1時間半くらい前には乗り場に着いてたけど、時間とともにドンドン団体の数が増えていき、待合室はギュウギュウ。

昼便が到着して車や人が降りていくのを眺めたり、3DSやったりしてる内にそろそろ乗船しないとマズいんじゃね?という時間になってくるけど全く何の案内もなし。なんか遅れてるのかね?と話していたらイキナリ団体さんがジリジリと動き出した。

乗船開始の合図ないとかwww

ジリジリと人が動くので私たちもその中に混ざって、乗船券のバーコードを読み取り機に通して乗船口に入り、部屋番号によって違う乗船口に案内通りに進んだ。この時点で荷物の検査とかセキュリティ関係の作業一切なし。

事前に仕入れていた情報だと、シリヤラインに乗船する日本のツアーでは「スーツケースは持ち込めないので1泊分の荷物を小分けできるバッグを持参ください」と注意書きに書いてあるので、きーちゃんはスーツケースを持ち込めるのかどうなのか気にしてた。でも今日見た中国の団体さんはみんなスーツケースを持ち込んでる。なんで結果的にはスーツケースやキャリーバッグは持ち込めます。でも日本のツアーがそれをしないのには訳があったんですね。

トゥルク行きのシリヤラインでは5階、8階、9階の3階層に船室があります。で、乗船口は5階の前方と後方に1つずつあるんですね。そしてエレベーターは後方の乗船口に2つ、前方の乗船口に2つ。多分ツアーで使う部屋は上の階にある事が多いんじゃないかと思うので、エレベーターが混雑すると乗船にすごく時間がかかるんですよ。階段ももちろんありますが螺旋階段なのでスーツケースを持って昇降するのは大変かと。私たちが乗った時も早めに乗船口に行けたからまだ良かったと思うけど、結構混雑はしてました。なんで5階の部屋はそんな混雑に巻き込まれる事もなく部屋には行けるでしょうけど上階がレストランやスーパーなのでちょっとうるさいかも。8・9階はエレベーターを根気よく待つ覚悟が必要です。だったらツアーでやってるみたいにスーツケースだけ他に預けて下船時に受け取れないのかしら?という方もいらっしゃると思いますが私たちはそういうサービスを使っていないのでわかりません。そもそも個人向けにそういう事をやっているのかもわかりません。

私たちの部屋は8階でした。狭い廊下の両側に船室のドアが並んでいます。船室ドアはブロックごとに色分けされてるので迷子になりにくくなってます。そして固いです。カードキーを差し込んで片手では開けられません。f:id:sashim:20130705025201j:plain

体当たりで開けました。

なんで荷物を最初に持って入る時は大変です。近くの部屋に車いすの方がいらっしゃいましたが、船員さんに手伝ってもらってやっと入室できた模様。緊急避難の時はどうするんだろうと一抹の不安がよぎります。