アントワープに鉄道で日帰り旅行してみた
ブリュッセルには以前来たことがあって、その時にはユースホステルに1泊した。街はこじんまりとしててすぐに見て回れるし、日本人がイメージするいわゆるヨーロッパな街並みが残っていて食べ物も美味しいということもあり、二度目のヨーロッパでは大いにお勧めの街になった(初めての時は好きなところ・興味があるところに行くのが良いと思うので)。
今回はパリから夕方移動して2泊3日。実質の滞在時間は1日半だったけど、ブリュッセルだけだと持て余すかもしれないのでブルージュかアントワープに足を伸ばしてもいいかなと思って妹に提案。妹的にはどちらも知らない街だけど、フランダースの犬の教会というのが引っかかったらしくアントワープに行くことに。まぁ、クッソ寒い中運河巡りなんて寒さにやたら弱い私達姉妹ができるわけがないしな。さて、行くとなったらどう行くか。夕方にブリュッセルに到着して1泊、翌日市内見学後にアントワープに移動して1泊、最終日に市内見学して空港へ。これだと移動時間が最小限で済むと思うけど、荷物を持って1日ごとに移動するのも面倒かなと思い、ブリュッセルから日帰りで行ってみることにした。ブリュッセルの駅はタンタンの壁画などがある新しい建物の部分と、昔からの古い建物の部分が同居する作り。ネットの事前販売割引料金等がないか調べたけど、普通列車は割引なしだったので当日購入した。自販機も窓口もそんなに混んでなかった。ゆっくり宿を出て9:24発のICで出発。車内はガラガラ。ボーッとしているうちにアントワープ到着。中央駅は重厚な造りで見ごたえ十分。
そんな中にある食パンの自販機。街の中心部までは遠いのでメトロかトラムを使えとるるぶに書いてあったけど、メトロの自販機はお釣りが出ない仕組みであいにく手持ちの小銭がなかったため観光案内所で買おうとしたところ「中心部に行くのにメトロなんて使うことないわよ。メール通りには素敵な建物がいっぱいあるし、見ながら歩いてたら15分くらいで着くわよ」とアッサリ言われてしまったので歩くことに。ちなみに観光案内所ではメトロの切符の販売はしていないそうです。繁華街になっていて人通りも平日だけどそれなりにあり、ファサードも素敵で歩いて良かった。フルン広場まで来たところでトイレにも行きたかったし寒くなってきたのでスタバでお茶することに。どうせならチョコレート屋でホットチョコでも良かったけどオープンカフェだったからやめた。暖まってからノートルダム大聖堂へ。塔が高いのでカメラに収めるの大変。入場料を払って中へ。暖かい!人は少なくて里帰り展もやってて得した気分。日本人の団体さんがガイドさんとともに見学に来てたけど、その1組だけだったのでやり過ごしたら独り占めでじっくり見れた。濃いわぁ。帰りに絵葉書を何枚か買った。日本語で説明があるものもあってフランダースの犬すごいなと思った。教会内はフラッシュなしなら撮影可。残念なことにネロとパトラッシュの像は見つけられなかった。石碑も柵で囲まれてたし、いずれ撤去されるのかもしれない。その後、デジレ・ド・リールでお昼を食べて途中のお店を冷やかしながら中央駅へ。帰りもボーッとしてるうちにブリュッセルに到着。そこから宮殿やグラン・サブロン広場の方を散策して宿に戻った。
列車の本数は多いので。こんな感じで見たいところを絞っていけば十分に日帰りできます。後はとにかく寒かった。気温5度ほどだったと思う。小雪がちらついて、パリやブリュッセルとは比べ物にならない寒さだった。川が近くにあるせいか風もあったし。この季節に訪れる時は帽子を持っていくと良いと思います。座席に荷物を置くのはやめてねポスター。